住宅メーカーの裏事情その1

住宅メーカーが広告している、
住宅の価格というのは非常に重要です。

家を建てようとする人は、
月々の支払金額から逆算して
住宅購入金額を決めます。

その範囲内で収まりそうな住宅メーカーを数社選んで
その中から理想の住宅を建てようと模索します。

いくら理想の住宅メーカーがあったとしても、
無理な価格帯であればあきらめざるを得ません。
「高いメーカーは選択肢にも入らない」
ということになってしまうのです。

そのようなことから、住宅メーカーは、
少しでも安い価格提示をしようとします。

そうするための方法として、
「標準工事とオプション工事とで別々にする」
という手法が生まれました。

今一度よく考えてください。
別々にするのは、メーカーの都合でしかないのです。
購入する側としては、すべての工事が価格に含まれて、
「その金額以外にかからない」
という価格提示の方が分かりやすいに決まっています。

オプション扱いの工事を増やし、標準工事を少なくすれば
結果的に、家本体の価格を安く見せることができます。

こうして、住宅メーカーは安さをアピールし、
少しでも多くのお客様の選択肢に入ろうとします。

メーカーとしては、
お客さんの選択肢に入ればこっちのもの。

興味を持って来店してくれたお客様に対し、
良いことばかり言って夢を見させ、いかに予算オーバーを承諾させるか・・

「何千万のうちの百万ならオーバーしても・・」
そのように金銭感覚をマヒさせるのが目的です。

そのときには
広告で表示されている住宅の価格なんておぼえていないのです。

なにせ、
お客さんは理想の家を夢見てしまっているのですから・・・

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